とらねこ屋

富山県氷見市

2017.07  / 物販店

 

リカーショップのリノベーションです。薄利多売のディスカウントショップではなく、自らが吟味したこだわりの商品をお客さまに届けていきたい。店主のそんな思いを受け、大きく空間のイメージチェンジを図りました。

 

入口を入って正面にレセプションカウンター。お酒売り場のレジカウンターと、オープンスペースの受付を兼ねた総合ステーションです。緩やかに空間を分割しお互いの視線を遮りつつも、それぞれの雰囲気を感じられる「ちょうど良いつながり方」を検討しました。

 

店舗面積の約半分となる広いオープンスペースは、一部に床の段差を付けることで空間にアクセントを生んでいます。レンタルスペースとしてイベントや交流の拠点となっています。

 

この空間は、プロの大工さんに頼むことなく、全てセルフビルドで施工を行いました。細部に、関わってくれた人たちの愛情がにじみでるような表情を感じられます。ディスカウントショップから、地域のつながりの場へ。「これからの商店の在り方」のモデルケースとなるような、地域に動きを起こすリノベーションとなりました。